応用数学
日本においてながらく続いてきた、純粋数学が応用数学よりもまさっているという風潮、あるいは、応用数学が純粋数学よりも一段下にみられるという状況について;
「応用数学」 とは、数学を他の分野(化学、物理学、生物学、人文科学、社会科学)における問題に応用する分野全般を指す。
もちろん、「数学」を「応用する」のだから、「応用するに十分な数学の力」がないと立ち行かないし、応用先である「(数学以外の)他分野の知識」も持っていないとうまくいかない。
「応用数学は純粋数学の根となり芽となる部分」とは、伊藤清先生の言葉だっただろうか。
あるいは、何かのコラムで目にした
「すくなくとも、゛役に立つ数学は美しくない゛という言葉はうつくしくない」
という文章は印象的だった。